Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

中沢 萌

韓国

いつ留学するの? 今でしょ!!

中沢 萌さん

教育学部 学校教育教員養成課程
留学期間:2013年3月~2013年12月
留学先:江原大学校

留学先大学について

江原大学(カンウォン大学)はソウルから2時間ほど離れたところにある江原道春川市にあり、落ち着いた雰囲気の漂う大学です。江原大学は国立の総合大学で18の学部と大学院からなっています。

構内には大きな運動場や銀行、語学堂(韓国語を学習する所)、学生寮、カフェなどもあります。

学習面について

韓国語で行われる授業の他に英語で行われるものも多く、自分の興味・関心のある分野の授業を受けることができます。ただし、授業内で発表や討議をする機会 も多いので、英語・韓国語ともに、ある程度学習してある状態の方がいいかなと思います。私が英語教育科の授業を多く受講したということもありますが、授業 内で韓国人の学生達がとても流暢に英語を話す姿にたくさん刺激を受けました。また、授業内でも歴史や政治のことについて日本の話題が多く登場し、意見を求 められる場面もありました。

生活について

私は江原大学構内にある学生寮で暮らしていたのですが、留学生はもちろん、学生達の多くが寮で生活しています。1学期は2人部屋で部屋にシャワーとトイレが付いているBTLという寮で、夏休み以降は4人部屋の別の寮で生活しました。どの寮も比較的設備が整っています。江原道は寒さが厳しいので冬の生活を心配していましたが、室内はいつでも温かく問題ありませんでした。

寮のご飯(毎日3食)も美味しかったです。また、大学周辺には学生食堂をはじめ、いろいろなお店が林立しているため、必要なものを買うのに不自由はありません。バスで10~15分くらいの所には明洞というショッピング街もあります。ただし、ソウルに出かけた時は電車の関係であまり遅くまでソウルにいられないことがやや不便でした。

留学で得たこと

留学をして、国を越えた素敵な人間関係を築くことができました。その人脈こそ、私がこの留学で得た最大の収穫だったのではないかと思います。たくさんの人と出会い、時に支え合い、励まされ、たくさんの幸せをもらいました。また、違う国の人と対話する中で新たに知ることも多く、自分の世界観が広がりました。そうした中で「もっと友達と話したい」「いろんなことを知りたい」という気持ちが高まり、必然的に韓国語も話せるようになっていきました。

また、これは私個人の事ですが、英語教育科で新たに学んだ知識や指導に関するノウハウなども、この留学における収穫です。

後輩へのアドバイス

留学をしようかどうか迷っている人には留学することをお勧めします。間違いなく一生物の財産となるような経験ができます。そして一度留学を決めたのなら、それに向かって突き進んでみてください。こんなに思い切り自分の好きなことができるのは学生のうちしかないからです。

自分がそこでどんなことを学びたいのか、知りたいのかをじっくりと考え、明確な目的を携えて留学すれば、きっといい留学ができると思います。勇気を持って「一日本人」として世界に飛び出してみて下さい。